空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか? ドローンを制する者は、世界を制す

今後のドローンの発展についての洞察

高城剛氏の本が好きで、最近にでた本はほぼほぼ読んでいます。
氏の本で最初に読んだのは、
サバイバル時代の海外旅行術であり、こちらでは機内手荷物だけで旅ができるパッキング術をはじめとする様々なテクニックが紹介されております。
サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)

サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)

私はこの本に感銘を受けて海外一人旅に目覚めました。
以降、出る本は全てチェックしており、
最近出たこの本も発売日に購入、読了しました。

内容としては世界各国におけるドローンの活用状況、ドローンを巡る規制、ドローン開発の主要メーカーへの取材、そして日本がどのようにドローンの携わっていくべきかについての考察、というものになります。

ドローンは所有していないものの、未来の技術としてのドローンにもともと興味があり、楽しく読めました。
技術的な理解がもともとなかったため、GPSの限界や、電子コンパスの仕組みなどの項も興味深かったです。

総じて、細かい部分に入り込まず、氏のドローンに対する展望を踏まえた一貫した論調で書かれたドローンの世界への入門本という感じです。
ドローンの今後の発展にて興味がある人なら、楽しんで読めると思います。

ドローンの進歩はダブルドッグイヤー(犬の一生が人間より早く、一年に7年分進むことをドッグイヤーという。ドローンはさらにその倍速いということを示す。)ともいうべきまさに日進月歩の世界とのことですので、また来年、実際にどれだけドローンを取り巻く環境が変わったかを実感した上で読み直してみたいと思います。