(500)日のサマー

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの演技力!

私がこの映画を最初に見たのは、ちょうど1年くらいまえでしたが、その後既に5回は通して見ていると思います。
それでも、見るたびにあらたな感慨を得ることが出来ていますので、この作品は私の中で特別な位置を占めている作品だといって差し支えがないでしょう。

見出しの部分でも書きましたが、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの演技力、表現力がこの映画の魅力を支える大きな要素の一つとなっていることは間違いありません。
恋に落ちた瞬間の表情、結ばれた翌日の底抜けの明るさ、恋の破綻を感じた寂しさ、やりきれなさ、、、などなど、繊細な男子(特に文系の男子)の機微をうまく表現できていると思いました。異なる人種なのにこの感情移入させる感じ、ハリウッドの役者の技巧を感じさせます。

主人公のおしゃまな妹役のクロエ・グレース・モレッツは、この時点でかなり目をひく演技をしていましたが、この後に私の2011年ベスト映画である「キックアス」のヒットガール役を演じるとは、まさかこのときは想像もつきませんでした(当たり前ですが)。

一つ映画を好きになると、そこから派生していろいろな映画に興味が連鎖していく。連鎖していった興味がまた、それぞれ結びついて楽しみを増幅させていく。
この感覚を知るには、かなりの数の映画をたのしまなければならないのですが、おそらく私はその片鱗もあじわっていないのでしょう。
それでも、既に楽しさの連鎖を味わっている気にさせるのは、良い映画に巡りあえていることの証左なのだとおもいます。
これからも、たくさんの映画を見て、その感想をつたえることで、私の味わった喜びをひとりでも多くの人にお伝えできればと思っています。

ちなみにこの映画、サントラも必聴です。

500 Days of Summer

500 Days of Summer